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ちえこさんの奮闘記
by somemonya
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手仕事

2011.106(木)晴れ
午前中は部屋の整頓。昨年掃除はしましたが荷物はとりあえず目に止まらぬところにおいていました。年々荷物が増えええ加減捨てねばと思いはしますが決心つかずです。午後からコースターの縫い物。できたものを見ればどって事ないのですが仕上げるのに1時間近くかかります。手が遅いのも原因です。布を全部使いたい、ふさを利用したいがこのような結果になったのですが。
1:が染めたときの状態→
2:裏布をぬってカットした状態→
3:横糸を抜きますがこれに時間がかかります。上部はループになっています。房の下からは1本1本横糸を切り、形の位置まではずします。
4:布を裏返します。両端1本を残し,束ね,残した糸のどちらかで結びます。余り布から糸を抜き上部ループに通します
5:ループに通した糸を二つ折りにして最初に束ねた糸の上に結びつけます。裏生地の空きを縫い、アイロンを当てて仕上がりです
手仕事_e0090670_2216274.jpg

この布にもエピソードがあります。ランチョンマット用の布だったのか40cm幅の100mのロールでした。10年ほど前のことです。本町の白生地屋さんが、どうしても買って欲しいというのです。しかし100mものの生地です、使いこなす自信もなく、第一どうやって持って帰るのかなどグジグジ言っていたら、送料込みで3000円か4000円とか言ったと思います。その安さに思わずOKのサイン。家に来た時もやはり大荷物に悩みました。試しに染めるととてもきついノリがかかっており洗剤を入れて30分は煮てのノリぬきが大変。しかも織りが荒いので生地端を縫っておかないとたくさん横糸が抜けてしまいます。それがやっと役に立つ時が来たのが、2005年の京都クラフトセンターでの個展でした。ここは販売が条件でしたので、リーズナブル価格のランチョンマットをたくさん作りました。そして、干支物をシリーズ化して毎年作り始めたこと。大阪クラフトパークで毎月5種6枚の植物コースターを12ヶ月分作ったこと。これであっという間にあの途方も無いと思っていた布が減ったのでした。そして、この干支シリーズが終わるときに全てがなくなる予定です。後7年先です。
ところでもう30年以上通っている生地やさんですが、あの生地を売ったおじさんはすっかり年を取り代替わりしてますが、私のような1mや2mといった問屋さんではあまり儲けのない客にも、欲しい布を必死で探してくれました。いつ行っても顔を覚えてもらうことなく何に使うんやと尋ねるのです。ある日1円の端数が出た時まけてえなと言ったことがありますが、これでとことんまけてるからアカンと言って一度もまけてもらったことはありません。2代目のお兄ちゃんはすぐ顔を覚えてくれましたし、たまにはまけてもくれますが、少ないメーターではあまりイイ顔をしませんし生地も熱心に探してくれません。生地を見ればすぐに品番が言えるほどにもなっていません。今でも店番に顔出すおじさんは、私の言った布を必死で探してくれます。やっぱり1代目のおじさんは苦労した商売人やと思います。
by somemonya | 2011-01-06 22:16 | 染めもん屋のこぼれ話
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