2011.2.4(金)腫れ
メジロの声を聞きました。その方向を見ると大きな木が立っていました。とある会館の前でしたのでその会館が植栽したのだろうと思いましたが、下に目を向けると立て札がありました。今日はエナジーへ行く日ですが一つ向こうの駅「西三荘」へ用事で行き、帰りは天気が良く気持ちが良かったので歩いてエナジーへ向かっていました。もう京阪百貨店の駐車場が見えようかとする時でした。近寄って立て札を読みますと、この地でずっと生き続けているアカメヤナギと分かりました。立て札には希少な巨木で大切にしましょうと書いてありました。アカメヤナギは淀川沿いで見たことがあります。この辺りの地名は河原町といいますので、淀川の河川敷がここまで広がっていたのでしょうか。私の歩いてきた道は元水路だったそうです。ですからここにこのような木があっても不思議ではありませんが、メジロの声を聞かなければ、暖かい陽気にぼーっと通り過ぎたことでしょう。現にこの道は何回か通っていますが気がついていません。すぐそばに住んでいる人も知りませんでした。樹齢推定130年と書いてありましたから江戸末期に芽生え、変貌するこの辺りをずっと見てきたのですね。そう思うと、ひっそりと人知れず生きているその木が愛おしく思えてきました。メジロさんに感謝です。メジロさんは虫でも突っついていたのでしょうか。守口市駅近くの体育館に大きなクスノキがありますがこの木も昔からの自生木だそうです。どちらも巨木だったがゆえに生かされた運のいい木です。そして、私たちの子孫までも見続けるのでしょうね。