2011.2.14(月)雪
パートナークラブで使ったタデアイの残りカスをもう一度出して、ちょっと実験をしてみました。クラブの人で防染を発泡スチロールのような包装紙でやってきた人がいました。模様をミシンで縫いつけていてその部分がうまく白く抜けていました。クラブでするときはミシンは使えませんので、手縫いでできないかやってみたかったのですが、その他にポリ袋やガムテープでもやってみようと。どんな事でもやりだすとあれやこれやと色々思いつき、それだけで何もかも忘れてしまいます。材料を用意し、先を楽しみに縫い始め、ふと前を見ると大粒の雪が降っていました。なんか映画の主人公のような雰囲気で完全に別世界に入りました。陽だまりの世界とは又違います。時々首をあげてはしんしんと降る雪を眺め又手を動かしを繰り返します。みるみる地面が白くなっていきます。こうして雪が降り積もる経過を見たのは初めてです。雨の日に外を見るのは嫌いですが、雪はとても幻想的で手を動かしていても目に入ってきます。模様入れが終る頃にはもう雪は収まり、先日のように積もっていました。今は藍の抽出をしています。

染めは終わりました。一晩乾かして様子を見ます。だた、ほとんどの時間を費やしたガムテープカッティングの部分は見事に全て外れ、今日の大半は徒労に終わりました。このような経験は日常茶飯事、今はどっと疲れますが又明日は、です。素敵な雪の景色も雨が降っているのか嘘のようになくなり今日の一日は夢のごとしでした。