2011.3.19(土)晴れ
長年来ていますが、いつもは周りの遊歩道を歩いて中央向こうの緑の茂みのある森に行くのですが今日は気分を変えてこの広い広場を初めて突っ切りました。何も無い空間を歩くというのも都会ではあまり経験しません。広い空間を見るのは爽快ですが、それを歩くのも気分いいものでした。水族館建設地も白いフェンスしか見えなかったのが今日は骨組みが見えていました。完成するとしばらくはすごい人が来、いのちの森も入場者が増えると、どのような変化が起こるのかと思うとあまりいいことが想像できず、予想が外れて欲しいと思いました。
観察会では本題に入る前に、古代米を栽培している仲間の人に色々紹介していただきました。特に緑米というのが籾殻が黒く玄米が緑色をしていて珍しいものでした。又別の仲間がお釈迦様に縁のある(仏教三霊樹)樹木の紹介をしていただきました。インドでは普通に見られる樹木だそうです。

黒米はイノシシに荒らされ収穫量が少なく、玄米緑、赤、黒米が混ざっています。イノシシがイネを荒らすというのは珍しく初めてだったそうで、昨年は山には本当に食べ物がなかったのでしょうと説明されていました。そういえば、熊が里に降りて来たというニュースを良く耳にしました。

近くの本願寺さんにインドボダイジュと、サラソウジュが植栽されているというので帰りに見に行きました。実際には常照寺??(だったか)というお寺でした。
インドボダイジュは日本のシナノキなんかと同じ仲間ですがインドでは常緑だそうで日本で植栽すると落葉するようです。この木は他のお寺で時々見ます。木肌は今日森で見た同じクワ科のヤマグワにそっくりでした。
サラノキは知りません。花が咲く頃にもう一度行きたいです。ナツツバキやヒメシャラなどをサラソウジュと名札を付けているのを見かけることがありますが、これは花がサラのように美しいのでそう呼ばれていると解説されていました。実はいつも通り道にしている国土交通省建物の横にこのナツツバキと、ヒメシャラが植栽されていて、ナツツバキの花は毎年のように見ますが、ヒメシャラは次期が少し早いので見たことがありません。
仏教三霊樹のムウジュ(マメ科)はその花枝を折ろうとした時お釈迦様が左脇腹(右脇腹という学者もいるそうな)から生まれたと伝えられています。