2012.1.29(日)晴れ
自然愛好会の総会はしゃんしゃんの後各分野で活躍されている方の講演や報告が有り楽しみにしています。
「かいがけのの道と祈りの文化」
野鳥の専門家であるTさんは、いつもは鳥など動物の楽しい話をされますが、今回は普段ハイキングとして歩いている道筋が、実は雨ごいや修験と言った祈りの文化が色濃く残る場であるとお話されました。長年歩いて知り尽くすTさんの博学ある推理は興味深く、今度歩く時は今までとは違った空気を感じるでしょう。忘れないうちに企画して欲しいものです。

「身近にある戦争遺跡・盾津飛行場と木製飛行機」
昭和初期にこの河内(東大阪府立図書館の近く)に陸軍飛行場があったそうです。Oさんが努めておられた中学の社会科クラブの発表会で放映された「盾津飛行場」のビデオを見せていただきました。どのような顛末で造られたのか、それにかかわった人々などが残された資料でつづられていました。偶然ですが、その跡地に建てられた中学は司会をされたMさんが卒業生でした。当時、生徒が集合するのに格納庫という言葉が使われ飛行場の名残はしばらく続いたようです。戦後まもなく生まれの世代ですが、全く知りませんでした。まだ身近なところで色んな戦争遺跡はあるのでしょうが、それを残そうとする意識がない限り時間と共に忘れ去られてしまうのでしょう。

「石ころクイズと標本作り」
戦争のある事実を知らされた後に、一変楽しいクイズ。12種類の石を渡され、碁盤上に書かれた石の名前の上に置いていくと言うものですが、分かるはずがありません。分かるのはサヌカイトのみ。植物の葉を見てみんな同じに見えるのと同様、何処が違うん?回答された投映の石を見ても目の前にある石がどれなの分かりませんでした。皆さんを一周すると、人の話など誰も聞いていませんでした。

正解はボンドではって今日のお土産となりました。