2006.1.21 晴れ
8:15京都駅につきヴィトフランスでモーニングと昼食のパンとサラダを買う。9:00京都市都市緑化協会に到着。先月から参加の上田さんが早々に来ていた。3階準備室で図鑑、調査ボードを準備。2階事務所で調査票のコピーをし、腕章、鍵を借りていのちの森へ。途中長谷川さんと合流。いのちの森で長谷川さん達と別れ調査を始める。常緑の新入種ヤツデが目立つ。透明のビニール袋を拾う。中に根ごとぬいたヤブコウジが入っていた。来園者が盗もうとして又、捨てたのだろう。悲しい光景です。2つついていた実は日陰に埋め本体は管理局に報告し渡しておいた。うろうろしていると調査人達と出会う。近年はびこりが気になりだしたササについて、湿地にしようとしている池が汚れているがその対策などの意見を聞く。眞田さんが観察会で紹介するオオカマキリの卵嚢がついている木を捜していたが見つからず皆で捜す。その間樹上回廊の様子、常設している温度計を見に行く。気温は9℃。流れの橋の下でアオサギの死骸を見つける。羽が抜けた状態で外傷が見当たらなかった。管理局の話によると昨年12月22日あたりではまだきれいな死体だったそうだ。内臓をおさえると柔らかかったので、何らかの理由で餓死したのではないかという。こんな小さな森でもいろんなドラマがあるのだと思った。時間があったので流れのオオカワヂシャを抜いた。引っ張ると直ぐ抜けるので抜けやすいときにするほうがいいだろうというのもあった。この後植物のチェックをし昼食をとるため別れる。
1:30月例観察会「生き物の冬ごし」真田さん講師、緑化協会前集合。お客は1家族4人と学生1人。スタッフの方が多い。何と寂しい。樹木につけてある名札プレートの裏にイラガやヨコズナサシガメ、ガの成虫を見る。もちろん例の卵嚢やサギの死骸も。学生さん、大人は熱心に興味深く聞いていたが子供は話を聞こうとせず石や落木の枝をひっくり返す。その割には虫を見ると腰が引けている。おそらく、興味があっても実際見たり触ったりの経験が少ないのだろう。いのちの森はそれを体験するには生命が少なすぎる。実際の山や里を体験させて欲しい。いのちの森では都会の中でどうすれば虫や鳥が増えるのか、また共存できるのかを考える場にして欲しいと願っているのだがこのへんのアピールができていない。3:00解散。