2006.3.31 晴れ
岡田雅彦 日本画展 3月31日〜4月5日
昼前から北河内自然愛好会会員岡田雅彦氏の日本画個展に出かける。初日とあって沢山の人が来ていた。彼のことはあまり知らない。同好会で一緒に歩いた記憶もないが、愛好会の創設時からおられる、会報で時々繊細で美しい挿し絵を投稿しておられる(今年から挿し絵の専属係)、会議の席では面白いことを言われ憎めない人柄、と私の好感度は高い。作品は私の知っている範囲からは想像しにくいグレイ色調。日本人が普通に持っている日本画の感性で、いかにも教師らしい内容だと思った。日本画を知らないので色んな疑問があったがその中で、画面を近くで見るとキラキラ光るので理由を聞いた。安い絵の具を使っているので粗い粒子(ガラスの粉)がそのまま見えるのだそうだ。近くで見て初めて気がついたのかもしれないが私にはこれが逆に新鮮に見え、岡田氏のこれからの活動に期待を感じた。昼からのこともあり長居をしないで失礼したが、帰り道写真を撮るのを忘れていてあわててもう一度画廊に戻る。撮影許可を得て撮っていると、テーブルで絵画の原画スケッチを来られていた人達が見ていたので、いい機会なので一緒に見せていただいた。想像通り、スケッチの段階で完成していた。短時間でこれほど美しいスケッチができるのは、これまでの意欲と努力が実を結び岡田氏の自信そのものである。スケッチと両方見ることができ写真撮影を忘れたのが幸いした。帰りは、いつもは地下道を通って地下鉄に乗るが、今日は天気もいいし地上を歩く。何回も通っているこのコース地上は初めてで千日前線通の中央分離帯がケヤキ並木であったことも初めて知った。若葉と黒く見える木肌とのコントラストがきれいだった。
玄関→入り口→会場

スケッチ→作品

一番好きだった作品(冬のピラカンサ)

帰り道の千日前線通り