個展が終わり3日目になった。後始末に追われ、まだ落ち着かないが、やはり最後報告はしなければ。
会場は四条通りに面し、ガラス張りで自然光がよく入り私の作品にはぴったりの場所だった。ディスプレイのイメージがわかないままだったが、センターのスタッフに助けられまあまあの展示だったと満足している。ただ、悲しいことに売り上げはサッパリだった。客層のほとんどは観光客で、作品をゆっくり見ようなどと思う人はほとんどいなかった。ましてや、ロウケツ作品だとわかる人もほとんどいなかっただろう。ネクタイやシャツ類は人気があり、人は集まったがその値段を見てびっくり、話題だけを提供したという感じである。最初の3日間はさすがにショックだったが、時間がたつにつれいろんなことが冷静に判断できるようになり、隣で同時にイベントをしていた組ひも屋さんのお兄ちゃんとも仲よくなり、これはこれでいい体験をしているのだと思えるようになった。暑いのに遠くからやって来てくれる友人達や、貴重な小遣いから作品を買って下さった見知らぬ人達、いいものを見せてもらったと喜ばれた人々、親切なセンターのスタッフにもささえられ1週間無事終了。またまたたくさんのいい出会いがあり、少しではあるが一歩前進したように思う。染色ではないが、端切れで作ったマスコット人形のウサギ達の就職口が決まり、先斗町の小さなお店に並ぶ。ウサギの小物専門店です。(
うさぎのアトリエ・ぴょんぴょこぴょん 京・先斗町
http://www.usagiya-kyoto.com)近くに行くことがあれば寄って下さい。
この奮闘記もここで一度きりをつけたいと思います。陰ながら応援していただきました皆様、本当にありがとうございました。
京都クラフトセンター・ウインドウズギャラリー:玄関 会場
展示品の一部
最後の日、新橋?通りで多くのギャラリーに出会う。芸子さん達がお礼参りをする「八朔」の日であったと後日わかる。