2006.9.20(水)2:00〜4:15 晴
陽射しはあり気温は高かったものの暑くはなかった。風はひんやりしすっかり秋の気候。軽く草刈りがしてありヒガンバナやツルボ、ミズヒキといった秋の花が咲いていた。一株ではあったがヌスビトハギがはえていた。ここの土は和歌山の畑から持ってきたと聞いたが不思議なことにアレチヌスビトハギが1本もない。外来種がないのかといえば何の何のアメリカタカサブロウ、アメリカフウロなど普通にある。イタドリに何匹かの小さなアブいるので、なんと言うアブなのか博士にたずねる。ホソヒラタアブと言いイタドリにびっしり巻き付いているアブラムシの間に卵を産み、生まれた幼虫はそのアブラムシを餌にするとのだと教えてもらった。そう教えてもらっているまさにその時産卵の瞬間を目撃した。今年のイタドリさん夏はアオドウガネにやられそして今はアブラムシと受難の年です。南園では大阪では珍しいカラスアゲハがランタナの蜜を吸っていた。(私はここまでしか目撃していない)マッさんつかまえようと2回も失敗したのにチョウは逃げようとせずひたすら蜜をすっていたそうだ。よっぽどお腹が空いていたのか、弱っていたのか。結局博士の網に捕まり、標本の憂き目にあう。本来箕面などの山手にいるそうだが先日の強風で飛ばされてきたのではということだった。それにしてもどうして市庁舎の屋上にしかも調査の日にと思ってしまうが、おかげでクラブの宝物が一つ増え、貴重な体験もさせてもらった。
ヌスビトハギ→ヒガンバナその向こうにピンクのツルボが見える
今年はカラムシをよじ登り晴れて花を咲かせたボタンヅル→お月見会でもやりたくなるようなススキ
イタドリにとりつくアブラムシ→場所さへあればどこでも糸を引くナガコガネグモ
コバノランタナに吸蜜するカラスアゲハ→一瞬ゴキブリかと思ったエンマコオロギ