2007.5.3(木)晴れ 香里園を歩く
この連休染めは一休みして、データ整理などのたまりものをしています。今日は久しく北河内の例会に行き草の空気をすってきました。行き先は香里園。守口から近くで、ちょっとお手軽に山野草が見れるということで参加しました。この場所は2、3年前にも行ったことがありクサレダマと言う珍しい植物を見ました。この町は戦後早くに開発されたため従来の植生が残っていて近畿では本当に珍しくなった植物が見られるのです。歩いていたコースにたくさんのタンポポが咲いていましたが、そのほとんどが在来種であったことがその辺の町とはちょっと違います。本日はコケリンドウが目玉でした。団地の土手に思いのほかたくさん咲いていました。リンドウといっても小さめで色も淡くよほど意識しないかぎり見つけることはできません。その為荒らされることもなく生き残ってきたんだと思います。ただ再開発でこのような場所が掘り返されるという悲しい話も聞こえてきます。本日はコケリンドウを見ただけで参加したかいがありましたが、外来種のノハラムラサキというキュウリグサ(ワスレナグサに似ている)の仲間を初めて見ました。最初はキュウリグサと見分けがつきませんでしたが比較をしてその違いがはっきりわかりました。案内者によると最初見つけたときよりかなり増えているそうです。今は珍しいかもしれませんが何年か先にはキュウリグサが減りノハラムラサキが優先しているのかもしれません。ともあれ、久々の草三昧でした。
過去にクサレダマガ咲いていた場所:ハルガヤやニガナなどなど50種ぐらいの草があった→ペラペラヨメナ(左)とコケリンドウ(右)

クロマツ→クロバイ→クサボケ(野生種は初めて見た)

カナビキソウ→チチコグサ→ウスベニチチコグサ

マンテマ→ネバリノミノツヅリ→マツヨイグサ

ノハラムラサキ→アメリカシロヒトリの巣(エドヒガンに)→アメリカシロヒトリの幼虫(ソメイヨシノに)