3月にパートナーシップクラブで藍染めをしました。昨年自然体験園で収穫した藍を乾燥させたものです。なにぶん染めが忙しく時間がとれず、それまでの過程をすべてクラブの皆さんに任せっきりでしたので、葉と茎を分ける作業が不完全で土が混ざり非常に劣悪な条件での藍染めでした。結果は想像通り淡くしか染められませんでした。ただ、葉を捕虫網に入れて煮出したところ、素晴らしい紺色に染まりました。その捕虫網はおそらくナイロン製だったのでしょう。昆虫博士だけが喜んだ藍染めでした。その後ミーティングがあり、会員の人が賞味期限切れのインスタントコーヒーを大量に持込み、何か利用できないかという話になりました。コーヒー染めができないかと。草木染めは専門ではありませんが、1袋(250g)持って帰り、5月の連休からいろいろ試してみました。実験はそれなりに面白かったですが(すべて植物繊維)、何日間もかけてどっと疲れの出る結果でした。その後生き生き地球館で「グリーンコンシューマーはエコバッグを持つ」という企画をパートナーシップクラブが受けることになりました。あのコーヒーでエコバッグを染めようということです。私の実験結果では皆さんが期待できるようなものは染まりませんので、常とう手段として牛乳引きでもう一度実験しましたら、一時的ですが何とか模様を楽しむところまで染まりました。本番でうまく行くかどうか。こんなに真剣に草木染めのデータをとったのは初めてです。ただ身近な染料としてインスタントコーヒーは煮出しかすが出ず、100パーセント染料として利用できるので古くなって利用するにはお勧めです。
グリーンコンシューマー:できるだけ家庭内のあるものを利用してエコライフしようということらしいです。私もわかっていません。同じ日に講習があるそうですから勉強してきます
エコバッグ1:茶色い部分が牛乳で描いたところ
右は麻のパンツの裾をリサイクル(M氏縫製)

エコバッグ2
右端は牛乳生乾きの状態で染めた(下)。上は石鹸洗いをした

コーヒー染実験データ(上段:無媒染 下段:焼き明礬媒染)
右端はシルク(右端2列)それ以外は綿。焦げ茶に見える布(シルクの横2列)が牛乳引き。普通の洗濯(2段目)ではそんなに落ちないが煮洗いするとすべて落ちる(3段目)